2023/08/01
タイトル | 偏屈のすすめ: 偏窟文豪列傳 |
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作者 | 浜崎 慶嗣 |
発売日 | 2017年12月10日 |
価格 | 定価:本体1,716円(税込) |
内容紹介
著者、浜崎慶嗣氏は、国内と国外から日本を観察するという複眼的な視点をもった著述家である。若き日に日本で学び、後半生をカリフォルニア州のロサンゼルスで過ごして旺盛な文筆活動を行った。独自の価値観で衣を着せず、闊達な文章で書き綴った日本の文物についてのコラム、評論には思いがけない新鮮な指摘があふれている。日本国内のしがらみと型にとらわれないで自由に書くことができたためだろう。「偏窟のすすめ」はその一つで、晩年、いずれは本として出版したいものと自ら編纂して遺した。遺族の希望でeブックランドで電子書籍として陽の目を見ることになった。著者によれば文学界の偏窟の御三家は横綱が夏目漱石で大関が森鴎外、そして永井荷風だという。行間の隅々にまで浜崎氏ならではの眼が光っており興味が尽きない。