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人生、いつだってこれから: 「老いと向き合って」講話第三集

time 2024/12/20

タイトル 人生、いつだってこれから: 「老いと向き合って」講話第三集
作者 中尾勝憲
発売日 2024年12月20日
価格 定価:本体2,046円(税込)

内容紹介

【作品紹介】
この講話集は、『老いと向き合って』シリーズの第三集になります。デイサービスで、2018年の11月から2019年の8月まで、お話した講話をまとめたものです。内容は、大きく、時事的な問題、養生を主とする健康問題、老いの抱えている問題…等々ですが、最新の「再生医療」や「人工知能(AI)」なども含まれています。又、この間、実施された「参院選挙」や皇位継承に伴う新元号「令和」にまつわる話題、更に、文中の「転機」や「老後の一人暮らし」などでは、老いを前向きに生きた方々を取り上げて、老いの生き方を学ぶ。そのような内容から構成されています。文章表現が硬くとっつき難いやもしれませんが、繰り返しよく噛んでいただけば、ジワジワとうま味がしみ出してくるのではないでしょうか。時事的な問題も、過去の古い問題でなく、十分,今にも通用する新しい内容だと思います。全編を通して、老いという「今の時」を如何に豊かに充実して生きるか…このテーマと,向き合うことになるでしょう。 歳を重ねると、思わず、「もう、歳だから、いまさら…」などと、つぶやきますが、これは曲者ですね。「いまさら…」とのつぶやきは、意欲の風船に針をさすようなもの。一気に意欲が萎んでしまう。老化は、脳や体の衰えと意欲の減退を伴って進んでいく。活力を保つには、特に、エンジン役を果たしている意欲の活性化が必要。このエンジンを動かすには燃料が不可欠。常に燃料を補給してやる必要があります。
「人生、いつだってこれから」…これは、98歳で処女詩集を発刊された柴田トヨさんの言葉です。年齢に関係なく、思い付いたときが始め時。又、家事評論家の吉沢久子さんは、百歳の時の暮らし方を語っています。「毎日、新聞やテレビのニュースを見て、世の中の動きにアンテナを張り続けています。ぼやっとしているのは、もったいない。許せないことには、大いに怒って声をあげないといけないですね…」と。孤立せず、常に、社会に関心を持ち、関わることの大事さ。更に、あの実業家のカーネル・サンダースさんは、「何事も始めるに遅すぎることはない」「自分が老いたと感じた分だけ、又、思いこんだ分だけ歳をとるのです」「人は、自分が『やれる』と思う分、又、『やりたい』と思う分だけ前進できる」「走るのを止めた人間は、そこから一気に坂を転げ落ちる」。「何歳であっても、根性があって、やる気と信念があるなら大丈夫。それが、全てにおいて最も大きな要素である」と。
如何でしょう?この本が、少しでも、読者のエンジン・タンクに燃料を補給するのに役立てば幸いです。
【著者紹介】1943年、北九州市小倉生まれ。二つの大学で、文学と神学を学ぶ。下関の梅光女学院、博多の西南学院を経て、小倉の西南女学院中学・高校で長年、教職に携わる。定年退職後、写真や釣りの趣味を楽しみながら、特養ホームでの夜間勤務、学童保育などに携わる。その後、デイサービスでの講話を長年続ける。傘寿の峠を越えた現在、人材センターに籍を置きながら、パソコン同好会で学んでいる。今後の予定として、これまで折々に書きためていたエッセーや小説類、更に撮りためた膨大な写真を整理して、文集、写真集として出版すること。更に、並行して、「自分史作り」の講座を開いて、其々のオンリーワンとしての人生を振り返ったり、語り合ったり、そしてマトメ、POD出版に至る。そんなささやかな野望を持っています。出来るか否かそれは神様にお任せ。「人生、いつだってこれから」の柴田トヨさんや「何事も始めるに遅すぎることはない」とのカーネル・サンダースの言葉が背中を押してくれる。
これまで、文芸と写真活動に於いて、各種の賞を受けている。『島の夕陽』(小説)。『老人ホームの人間模様』(小説)。『釣りへのアクセルペダル』(エッセー)などなど、区民の芸術祭で、市長賞など受賞。写真では、風景、犬とカマキリ、子供たち…などを撮影した作品が、美術館長賞や報道賞などを受賞。但し、これらの受賞は、ささやかな結果にすぎない。私の文芸、写真活動の原点は、美しいもの、真実なものに出会った時の心のときめきを文と写真に刻み込みたい。そんな素朴な欲求です。そして、「老いたら、庭先の花を撮影して楽しむよ」と言われていた写真の先生の言葉は、私の信条となっている。生涯にわたって、感動する心を失わず、楽しみながら表現し続けること。そして、そんな感動を共有し合えるならば、こんな幸せなことはない。
著書として、次のようなものが。br『ふと、立ち止まって』現役時代、病気を通して、自己と向き合った体験を記したエッセー。『破れ口に立って』私の人生観・世界観・死生観・幸福感などを集大成した長編小説。人と人との関係性を回復するには?そんな思いが込められている。『老いと向き合って』講話の第一集。『下り坂の景色も良いものだ』講話第二集。その他:内村鑑三論、小冊子として出版したもの。今の時代は、広告と宣伝、PRの時代。そんな便益な方法を用いることの出来ない人も作品も、すべて、世間では無きに等しいもの。
しかし、人生も本も、出会いとご縁。良き出会いとご縁を!

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