2023/08/01
タイトル | パリの春 |
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作者 | 菅 佳夫 |
発売日 | 2018年1月18日 |
価格 | 定価:本体1577円(税込) |
判型 | A5判 |
ページ数 | 148ページ |
内容紹介
南仏からミモザの花便りが届くようになると、「春」を意識し始めます。「春は黄色の花で始まる」その通り、パリでも連翹が咲き、黄水仙の花が開き、プリマベーラやパンジー、クロッカス、チューリップ、、、、、、、次々に咲くのを見て、春の到来を知り、まだまだ気温は低くても、大いなる喜びを感じます。黄色の次は白、梅、桜ん坊の実る桜、、、、それから春らしいピンク色や紫色の花々、マロニエ、リラ、桃、八重桜、木蓮、藤、、木々に若葉も艶々と、メルルという鳥(黒つぐみ)が朝早くから鋭く澄んだ声で歌い出す頃になれば、陽光も暖かく感じられ、「ああ春が来た」と身体で嬉しく感じます。3月最後の日曜日からは“サマータイム”となり、時計の針を1時間進めますが、これも春が来たことを感じさせます。近くのソー公園には白い桜の咲く南のボスケ(小公園)と派手に八重桜が咲く北のボスケがあり、日本流に「お花見」となれば、そのどちらかに集まってゴザを敷き、輪になって慎ましく弁当を広げたものでしたが、最近では中国や韓国の人、それに“MANGA”の影響もあってフランスの若者も加わって、「お花見」は誠に賑やかに開かれるようになりました。こうなれば、時には夏めいた暑い日もあって、服装も軽く、本格的な「春」です。(まえがきら)著者は在仏半世紀のパリの生き字引。「パリの春」は日本の友人、知人に毎月、書き送っている「フランス通信」をeブックランドの勧めでアマゾンからPOD出版したもの。パリ市民の著者が描く本当のパリの春の街角は、どこもかしこも花で一杯。名所旧跡ではなく花を訪ねてのパリ観光もよさそう。 ことしは「春のパリ」をバッグにしのばせて、飛行機に乗ってはいかがでしょうか。 「パリの春」に続いて、夏、秋、冬のシリーズが刊行になります。ご期待ください。